1.本園の教育目標
・キリスト教保育<見えないものを大切にできる人として育つ>
・共に生きる保育<互いの違いを認め合い、友だちを大切にする心が育つ>
・自由保育<のびのびとその子らしく生きることで、一人一人の可能性が育つ>
2.本年度に取り組む目標や計画
生きる力を育むために、自分と他者を愛し、自分で考えて行動出来る大人になるための土台を築く
3.評価項目の達成及び取組状況
評価項目 | 自己 評価 |
外部 評価 |
取り組み状況 |
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保育の見直し 保育環境や活動について、いま、目の前に いる子どもたちにとって、より豊かな経験 に繋がるかどうかを深く考え、実践と評価 を保育者間で共有できたか。 |
B | A | 保育者は子ども一人ひとりの育ちに合わせた「ねがい」を持ち、保育を行った。日々の生活を大切にし、子どもが何を楽しんでいるのか、何を感じ学んでいるのかなど、子どもの姿からその思いに近づき、見守ったり環境を整えたりして、必要な援助を心掛けた。子どもの姿から振り返り、実践してどうだったかを日々の日誌やミーティングを通して振り返り、保育者間で共有することが出来た。 |
保育者の子ども理解 子どもの育ちをより細やかに見ていき、ど のような配慮をし、どうなったかを反省す ることが出来たか。また、ミーティングと 記録を通して子どもの思いに寄り添う視点 を深めることが出来たか。 |
B | A | 週1回の学年ミーティングでは、各クラスの現状を伝えあい、その中で 子どもの姿と保育者の関りについて、保育者一人ひとりが語り、考える 時間を持った。保育者が他の保育者の話を聞き保育のヒントを得たり、 悩んでいることを相談したりして、日々の保育に生かすことが出来た。 また、日誌には活動の流れだけではなく、前日の子どもの姿から今日の 保育で気を付ける点、環境設定や子どもへの援助など、細やかに記入す ることにより、子どもの思いに寄り添う視点が深められた。 |
家庭との連携 保育者が保育を通して保護者に伝えたいことと、保護者が知りたいことにずれが生じないように、保護者の思いをくみ取り事が出来き、同時に、子どもの心の育ちを丁寧にわかりやすく伝えることが出来たか。 |
B | A | 子どもの育ちがより分かりやすく保護者に伝わるように、担任が写真や エピソードを記録したクラスだよりを出せたのはよかった。また、子ど もの心の育ちを感じたエピソードを降園時などに手短に伝えようと意識 した。バスで通園していて会う機会が少ない保護者には、手紙を書いた り、電話をかけたりして伝えた。 |
子どもの安全を守る 病気や怪我の正しい対処法を知り、緊急時 も保育者一人ひとりが落ち着いて子どもを 守る行動がとれるスキルを身に付けること が出来たか。 | B | A | コロナ感染拡大防止を念頭に入れ、保育室や玩具などの消毒の徹底や、 昼食時、保育者は子どもから離れた場所で食事をとるなど、細心の注意 を払った。また、アレルギー対応や不審者対策など、園全体で確認し、 行うことが出来た。病気や怪我の対処について、専門書で各自が学んだ り、看護師に聞いたりして、知識を持つことが出来た。 |
4.総合的な評価結果
結果 | 理由 | |
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A | 4つの評価項目について重点的に取り組んだ結果、一人一人の子どもを大切にした質の高い保育を実践 できた。また、更なる質の向上に向けた課題も明確になった。 |
5.今後取り組むべき課題
課題 | 具体的な取り組み方法 | |
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子どもの主体的な遊びの尊重 | 子どもをよく見て適切な環境を提供すると共に、必要な支援は何か、不必要な手出しはしていないかを考え、実践と検証を行う。 | |
保育者間の保育に対する共通理解と連携 | 保育者一人ひとりが、子どもの心の育ちを的確に捉えた上で、保育の中で子どもに必要な支援を連携して行うことが出来るように、ミーティングや日々の保育の中で細やかにお互いの考えを伝えあう。 | |
保育者の安全対応能力の向上 | 毎月行う避難訓練、怪我の対応、アレルギー児への対応について、ミーティングの中で定期的に確認すると共に、研修を実施する。 | |
研修による保育者の資質向上の取り組み | 保育に関する専門的な知識だけではなく、保育者一人ひとりが魅力ある人材である為に、また、これからを生きる子どもたちの未来を考えた保育を行うために、社会的課題などについても学びを深める。 |